NCD の標準機能では、各病院で入力したデータを自由にダウンロードして再利用することはできませんが、NCD Helper の機能を用いれば可能となります。
ここでは、NCD Helper を用いて一括抽出と保存を行う手順とを具体的にご紹介します。
NCD の登録データ検索のページにて検索した結果の一覧表に表示されているデータを一括ダウンロード(最大で一度に1000件)することができます。
通常の手順で NCD にログインし、検索ページを開きます。
右側に NCD Helper の表示があります。
ここで、取り込みたいデータを検索します。
検索結果の表 (下部) に表示された結果が全て取り込みの対象となります。
検索の結果が、例えば左のように表として出力されます。
設定により、20例~1000例が1ページに表示されます。
通常は、この表の該当患者をクリックしてそれぞれの入力画面を開き、データを入力してゆきます。
ここでは、この一覧表の全症例のデータを一括取込してみます。
データ入力ページが次々と現れては、データが自動抽出されて消えてゆきます。
抽出されたデータはブラウザ内に蓄積されてゆきます。
この処理中には、ブラウザでほかの作業を行わないでください(別ウインドウで立ち上げたブラウザは操作可能です)。
多くの件数を連続処理する場合は、PC が休止モードに入らないよう事前に設定しておくことをお勧めします。
Chrome・Edge では Keep Awake 拡張機能の導入にて容易に切り替え可能ですのでぜひお試しください。
ブラウザの設定によっては、「ポップアップがブロックされました」との表示が出て操作が中断されてしまいます。
その場合は、NCD のサイトで「ポップアップを常に許可する」という設定に変更してください。
抽出処理が終了すると、このようなダイアログが現れますので、「OK」を押すと、ブラウザ内に蓄積されていた全データが、クリップボードにコピーされます。
次に示すようにエクセルマクロを用いてデータベース化したり、メモ帳などにペーストして保管して利用できます。
抽出結果をテキストファイルとしてダウンロードし、保存することも可能です (一括抽出作業ごとに内容が更新されますのでその都度保存してください)。
それぞれのファイル形式については、右側の【?】
アイコンを押すと説明が表示されます。
なお、抽出ファイルの文字コードは UTF-8 (BOM無し) となっております。一部のソフトでは設定を変更しないと文字化けする場合もありますのでご注意ください。
現在の NCD Helper は、バージョンアップにより、可読形式での抽出機能が充実しておりますので、ぜひそちらをお試しください。エクセルを使用しなくても、CSV 形式などで抽出結果をダウンロード可能です。それに伴い、このエクセルファイルはアップデートを中止しております。
手術台帳からNCD登録するためのエクセルマクロファイル (NCD登録データから抽出してデータベースを作成) をダウンロードエリアよりダウンロードして適当なフォルダに保存し、エクセルで開きます。
この例では、ご覧のように20件のデータが取り込まれました。
上図に示しているのは共通領域のデータです。
また、消化器外科領域が14件、乳腺領域が1件ありましたので、これらは別のワークシートにも保存されています。