NCD ウェブページからデータをクリップボードにコピーまたはファイルにダウンロード


NCD データ入力のページの右上に、NCD Helper の「データ抽出」ボタンがありますので、これを押していただければ、その時点でウェブページに存在するデータをテキスト形式でクリップボードにコピーすることができます。

左図のように「承認ボタン連動抽出」にチェックが入っている場合には、左下図で示す「完了(未承認)>完了(承認済)」ボタン、すなわちいわゆる「承認ボタン」を押すと同時にデータが抽出されます

 

要するに、いちいち「データ抽出」ボタンを押して明瞭に操作しなくても、自然と承認のタイミングでデータが抽出されるようになるわけです。

 

無料のエクセルファイルに用意してありますクリップボード監視機能と併用すれば、承認作業を行うだけでいつの間にかデータベースが作成できてしまうという環境を構築できます (現在 Windows のみ対応です。Mac はエクセルにおけるクリップボード機能の制限があるため実現できておりません)。

 

データ形式 (標準形式)

抽出されたクリップボード内のデータは、1行目が @NCD_PtDataScraper@ で始まるテキスト形式です。

2行目以降はデータになります。

  • [要素名][TAB][値][改行]

の形式です。エクセルにそのまま貼り付け(ペースト)できます。

要素名は、NCDが設定したウェブ要素の ID です。ただし、URL と ScrapeTime は NCD Helper による追加項目で、URL はそのデータにアクセスするためのインターネットアドレス、ScrapeTime は抽出日時の記録です。

要素名とその内容の一覧はこちらをご覧ください。。

データ形式 (可読形式)

抽出されたクリップボード内のデータは、1行目が >> NCD 症例データ で始まるテキスト形式です。

2行目以降はデータになります。

  • [項目名][TAB][値][改行]

の形式です。エクセルにそのまま貼り付け(ペースト)できます。

項目名は、NCDのウェブページの表記に準じています。

クリップボードから取り込んでデータベース作成

抽出したデータを次々に保管してゆけば、NCD に入力したデータを取り込むことが可能ですので、データベース化できます。

ただし、項目名は意味不明であったり、また数が膨大ですのでマクロ等を使って整理することが必要になります。

エクセルを利用する場合、データを取り込んで整理してワークシートに展開してくれるマクロファイルを無償公開していますので、ぜひご利用ください。

もし、ご希望のデータ形式への自動変換などの機能が必要な場合は、直接お気軽にご相談ください

 

注意事項

  • 標準形式の抽出では、NCD Helper は単純にウェブブラウザが保持している要素のデータを取り出しますので、抽出されたクリップボード内のデータには、一見意味不明なデータ手術そのものとは無関係なデータも含まれます。
  • 可読形式で抽出した場合には、画面表示に従って項目名が変換されて出力されますので、わかりやすいと思いますが、その後のマクロ処理などには不向きです。
  • 編集途中か入力完了しているかにかかわらず、その時点でウェブブラウザに保持されているデータが抽出されますのでご注意ください。混乱を避けるため、通常は入力ステータスが完了または承認済みになったものだけから抽出するのがよいと思われます。
  • 「承認ボタン連動抽出」をチェックしておくと、入力完了後承認すると同時に標準形式での抽出が行われますので便利です。